視能訓練士とは、目、視力に関する検査や治療に携わるスペシャリストです。私たちは、無意識のうちに、目を使って、日常の生活の中でたくさんの情報を読み取っています。
特に、目は感覚器と呼ばれ「危険!」などの命に直結するような大切な情報も自然と読み取ってくれます。目の見える人は、それが当たり前ですが、視力が障害されると、一つの情報を得る手段がなくなってしまうことを意味するので、生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。
そんな、私たちの目に関することを中心に携わるのが視能訓練士の仕事です。ここでは、そんな視能訓練士になるための方法や仕事の特徴について紹介していきます。ちなみに、視能訓練士のことは略して「ORT」と呼びます。
中卒から視能訓練士になるまでの道のり
視能訓練士になるためには、専門的な知識が必要になるため、国家資格を取得しなくてはいけません。その国家資格を受験するためには、2つの方法があります。
一つは、最も一般的な方法で高校卒業後に視能訓練士の養成校に入学し、3年以上必要な知識を学び、その後国家試験を受ける方法です。
もう一つの方法は、大学や短大、看護学校などで、指定された科目を履修したのちに、1年以上視能訓練士の養成校で必要な知識や技術を身につけて国家試験を受けるという方法です。
つまり、中卒からのスタートとなれば、どちらにしても高卒資格を取得することから始めなければいけません。これから高卒資格をとる場合「既に働いていたり年齢的にも厳しいのでは…」と気にしている方もいることでしょう。そういった方が、いつからでも始めやすいのが通信制高校や高卒認定試験などで高卒資格を取る方法です。
まずは高卒資格を取得して一生働ける視能訓練士を目指してはいかがでしょうか?
なお、これから高卒資格を取得するなら通信制高校や高卒認定試験がおすすめです。そして、これらを探すには一括資料請求サイトという大変便利なサイトがあります。全国各地の通信制高校の資料を自分の学歴やエリアに合わせて簡単に請求することができるのでぜひ利用してみて下さい。
視能訓練士の国家試験は難しいの?
視能訓練士の国家試験の合格率は毎年90%を超えています。きちんと学校の課程をこなしていけば試験自体が難しいということはありません。
なお、視能訓練士の養成校では、目と医療に関する知識を勉強することはもちろん、検査や目のリハビリを行う実習も行われます。そのため、学校でしっかり学習し、知識と技術を身につけると自然と合格への道が開けるというわけです。
視能訓練士の仕事内容や特徴について
視能訓練士が行うのは、目の健康管理をすることです。目の病気の予防や治療のために眼科の検査や目の機能を回復させるための訓練を行うことが主な仕事となります。
目というのは、神経や眼球があるのでとても繊細な部位です。そのため、確かな知識と技術を持っていなければ、目に関する検査や訓練を行うことはできません。また、医師の診断に直結するような検査写真データを取る技術を身につけたり、疾患により検査データの取り方を変えたりと、様々な技術が要求されることになります。
目の機能の回復訓練では、斜視や弱視の訓練や補助用具の指導をすることもあるので、小児から高齢者まで幅広い年代の方に関わることになります。
そして、仕事では主に健診業務に携わりますが、最近は、ドライアイ、スマホやパソコンの使用などで目の違和感を感じていながらも検査を受けず、そのままにしているという人も少なくありません。そんな時代背景を考えても、視能訓練士は目の専門家として、目の疾患の早期発見や早期治療など、医師の診断に役立てることも出来るのです。
視能訓練士の収入や魅力について
視能訓練士の年収は300~450万円程度です。視能訓練士になってすぐは、年収は300万円程度であることも少なくありません。ただし、勤務する病院等でしっかり経験を積んで必要不可欠な存在となっていけば、収入をアップさせることは十分可能です。
そして、視能訓練士は日勤の時間帯で働くことが多い仕事です。そのため、子育て中の方でも仕事と両立しやすく、女性でも安心して働くことができます。また、専門家として、研究や論文発表などをすることもあり、経験を積めば更なるスキルアップをすることが可能です。
中卒から視能訓練士になるには?のまとめ
中卒からでも、視能訓練士までの課程を経ていけば国家資格を取ることは難しいことではありません。時間がかかるからといって簡単に諦めるのではなく、資格取得後の安定した生活のことを考えてみて下さい。
そのために、まずは通信制高校や高卒認定試験などで高卒資格をとってスタートするのはいかがでしょうか。
今後も更に需要が伸びると予測される視能訓練士です。将来的に役に立つ資格なので興味がある方はぜひチャレンジして下さいね。
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