理学療法士と聞いてピンとこなくても、病院等でリハビリの指導をしてくれる人というとイメージがわくのではないでしょうか。
理学療法士の多くは、病院に勤務することが多いですが、高齢者が増えてきた現在、介護の分野でも必要不可欠な存在となってきました。そのため、理学療法士の国家資格を取得すれば、様々な分野で活躍し、安定した収入と生活を得ることが出来ることになります。
ここでは、そんな理学療法士になるための方法や仕事について紹介していきます。ちなみに、理学療法士のことは略して「PT」と呼びます。
中卒から理学療法士になるまでの道のり
理学療法士になるためには、理学療法士の養成校に通う必要があります。その前提として必要になるのが高校卒業資格です。そのため、現在社会人等の方が中卒から理学療法士を目指す場合には、通信制高校や高卒認定試験などで高卒資格を取得後に、養成校を受験していく必要があります。
なお、これから高卒資格を取得するなら通信制高校や高卒認定試験がおすすめです。そして、これらを探すには一括資料請求サイトという大変便利なサイトがあります。全国各地の通信制高校の資料を自分の学歴やエリアに合わせて簡単に請求することができるのでぜひ利用してみて下さい。
理学療法士の養成校には、専門学校や大学があり3~4年間の期間で必要な知識や技術を学んでいきます。その養成校卒業時に、国家試験の受験資格を得て、国家試験に合格していくという流れになります。
なお、理学療法士の学習は学校内だけではなく、実践的な技術を学ぶために病院等での臨床実習も行われるのも特徴の一つです。
理学療法士の国家試験は難しいの?
理学療法士の国家試験では、「解剖学」「運動学」「心理学」「リハビリテーション学」など幅広い範囲から問題が出題されます。国家試験は落とすための試験でなく、これまでの勉学を確認するための試験です。そのため、合格率は90%を超えます。
学生時代にきちんとカリキュラムをこなし、基礎的なことや実習などで理学療法士に関する知識や技術をつけていき、しっかりとした国家試験対策を行うこと。それが国家試験の合格に自然に繋がっていきます。
理学療法士の仕事内容や特徴について
理学療法士=リハビリ=整形外科的な病気、障害を負った人が主にリハビリに関わると思われがちですが、理学療法士の仕事はそれだけではありません。循環器や脳神経外科系の病気でも積極的にリハビリをしますし、特に病気がなくても高齢となり筋力が低下した老人の方にリハビリをすることもあるのです。そのため、小児から老人まで幅広い範囲で対応する能力と知識が必要になります。
そんな理学療法士が働く場所は、病院やクリニック、また高齢者の介護施設やデイサービス、また小児の療育センターや特別支援学級などがあります。その他、スポーツトレーナーやジムのインストラクターといった働き方もあります。
病気やケガによって体に不具合が生じたり、障害が起こると体が思うように動かせないことがありますが、医師の治療だけでは動作の改善がなかなか難しいこともあります。理学療法士は、そのような時に、医師の指示を受けて「座る、立つ、歩く」などの基本的な動作の回復や維持のためのリハビリを行っていくのです。
このリハビリというのは、「寝返り」「起き上がり」「歩行練習」「トイレ移動」など様々な日常生活動作の改善につながるため、患者さんの回復を直接感じることが出来ます。そのため、やりがいを感じやすいというのも理学療法士の大きなメリットといえます。
また、理学療法士は女性もたくさん活躍しているのも特徴です。医療職ですが、夜勤はありませんし、基本的に日祝日は休みになることがほとんどです。そういった面で、働きやすい環境が整っている職業といえます。
理学療法士の収入や魅力について
理学療法士の年収は300~500万円程度と幅があります。夜勤がなく日勤のみなので、手当といえば残業手当くらいです。そのため、小さな病院になるとあまり高い給料は期待できません。
ただ、公立病院やリハビリ専門病院などになると福利厚生も良く、毎年の昇給を見込むことが十分できます。また、今後もどんどん高齢者が増えていき、リハビリを必要とする人が更に見込まれるので、安定して需要のある資格となることは間違いありません。
中卒から理学療法士になるには?のまとめ
中卒からでも通信制高校や高卒認定試験などで高卒資格をとって理学療法士の学校に入学すれば、資格取得も十分可能ですし、就職に困ることもなく一生の仕事としていくことができます。
また、高齢化社会の波とともに理学療法士の需要も増加傾向にあるので、リハビリのプロとして活躍の場はますます広がっていきます。ぜひ、興味ある人はチャレンジしてはいかがでしょうか。
まずは第一歩!正しい通信制高校・高卒認定試験予備校の選び方
これから通信制高校などの利用を考えるなら、必ず複数の学校のパンフレットを確認して、かかる学費や学校の雰囲気などに目を通しておくことをおすすめします。
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