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高卒認定試験について

高卒認定試験対策は独学がいいの?予備校がいいの?

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高卒認定試験の対策方法として主なものには、「独学」「通信教育」「予備校」があります。どの方法においても、学習環境の面や費用の面などでさまざまなメリットやデメリットが存在します。

その中で、本当に自分に合う方法を考えてチャレンジしていくのが良い選択となってきます。下記では、それぞれの方法について詳しく紹介していきますので、これから高卒認定試験の学習を考えている皆さんのヒントとなればと思っています。

 

もくじ

 

独学や通信教育での対策について

高卒認定試験を独学でチャレンジするのは「厳しいのではないか」と思う人は多いかもしれません。確かに、中卒や高校中退をした状態で「高卒程度の学力を認定する試験」を受けることになるので、難しいイメージを持つのは当たり前のことでしょう。

その中で、独学といっても自分の実力を理解した上で市販の参考書や問題集での学習を進めていったり、通信教育を利用して少しでも効率良い学習ができるようにしていくなどの方法があります。まずは、これらの具体的なこととメリット・デメリットを確認してみましょう。

 

市販の参考書・問題集などでの学習について

書店などで販売されている高卒認定試験用の参考書や問題集を購入して自分で勉強する方法です。

本当の意味での「独学」といえる方法になります。ただし、この方法が通用するのは、自分のレベルをある程度理解しておくことが前提となります。もし、高卒認定試験の参考書や問題集の語句や問われていることがひとつひとつ理解できない場合には、それ以前の中学校の内容から学んでいくなどの方法をとる必要もでてきます。そういったところを踏まえて、最終的に高卒認定試験のレベルにまで達するように自分で学習計画を立てていかなければなりません。

そして、ある程度の実力がついた時のおすすめの方法は、「過去問題集の繰り返し」です。過去問を繰り返し解くことで、理解を重ねて回答するスピードを早めていけば、その実力も確かなもの(合格レベル)になっているでしょう。これからこの方法でのチャレンジを考えている方は、過去問は重要になることを覚えておいて下さい。

また、この方法のとにかく大きなメリットは、かかる費用が予備校や通信教育と比べても断トツに安いというところです。そのため、経済的に余裕がない人でも問題なくチャレンジすることができます。ただ、本当に自分で勉強を進めていく力と理解していく努力があってこそできる学習方法であることは忘れてはいけません。

参考書や問題集は下記のようなものがあります。

→高卒認定試験問題集

 

通信教育での学習について

通信教育(通信講座・通信教材)は、多くの通信教育会社や予備校などが高卒認定試験対策を行っています。通信教育というと、テキストを中心にひたすら学習を行うイメージがあるかもしれませんが、教材の内容によってはDVDやインターネットで授業を受けながら学習を進めていくこともできます。

また、通信教育の教材の多くはオリジナルで作成されているため、中学校の内容からさかのぼりながら学習ができるようになっています。さらに、試験前の自分の実力を把握できるように、模擬試験を受けることが出来るのも大きな魅力です。

そして、「この時期には何をすれば良いか」ということが分かるように、体系的にカリキュラムが組まれているため独学といっても効率よく学習することも可能となっています。費用については、市販の問題集等だけで学習を行う独学に比べると多くかかるものの予備校に通うよりは安くすみます。ある程度自分で学習できる環境を作れる人にとってはおすすめの方法といえます。

 

その他の学習方法について

その他には、NHKの高校講座などを利用するという方法もあります。テレビで気軽に見ることができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

また、完全な独学とはいえませんが、家庭教師をつけるなどの方法もあります。家庭教師の場合は完全なマンツーマンで教えてもらえるので、本当に勉強に自信がない人や苦手科目が多い人にはぴったりの方法といえるでしょう。

 

 

独学や通信教育メリットとデメリット

独学や通信教育のメリットとデメリットをまとめると下記のようになります。

 

メリット

自由な時間で勉強ができる

自分の好きな時間に好きな場所で勉強することができるので、時間的に拘束されることがありません。

 

費用がおさえられる

市販の参考書・問題集などでの学習の場合は圧倒的に費用がおさえられるので、経済的に余裕がない場合でもチャレンジしやすいです。

 

各教科、自分に合ったレベルから始められる

教科ごとに、自分に合ったレベルの時点から参考書や問題集をはじめられます。そのため、特に苦手な科目だけ集中的に勉強したり、数学は中1レベルから、英語は高1レベルからといったことができます。カリキュラムが決まっていない分自由に勉強することができるのは独学ならではの特徴です。

 

デメリット

自分で勉強する環境を作り、スケジュールを立てなければいけない

自分で机に向かって勉強していくなどの努力を継続していかなければなりません。その上で、試験から逆算して学習の予定を立てていく必要があります。そのような環境づくりが苦手だと独学で勉強するのは難しいところがあります。

 

何からやったら良いか分からないこともある

「自分の苦手な分野が分からない」「どこから手をつけていいのか分からない」「何が分からないのかも分からない」といった場合は自分で参考書や問題集を適切に選ぶのも難しく、学習においてもなかなか進めていくことができません。

 

分からない時に人に聞けない

通信教育の場合は質問ができる場合もありますが、基本的には一人での自学自習になるので、質問できる人がそばにいないことになります。考えても考えても理解できないときには辛い思いをしてしまうことになります。

このように、独学や通信教育での試験対策を行う場合は、「最後まで自分一人でやり抜く力があるか」ということがポイントとなってきます。

 

 

高卒認定試験予備校での対策について

つぎに、高卒認定試験の予備校についてみていきましょう。

高卒認定試験の予備校では、高卒認定試験に合格するために授業や対策を行ってもらうことができます。「独学での勉強はできない」という方や「これまでほとんど勉強したことがない」という方でも始めやすく、学習していく環境がすぐにできるので勉強はかなりしやすい対策方法です。

その予備校の中には、大学受験対策でも有名な大手予備校が高卒認定試験のコースも設けているパターンも多くあります。また、通信制高校が高卒認定試験のためのコースを設けていることもあるのです。それだけ予備校は高卒認定試験の合格のために多くの方に利用されている方法です。

なお、予備校には「通信コース」や「通学コース」などさまざまな方法があります。その中で、通信コースは通信教育とかぶってしまうところがあるため、ここでは通学コースについてメリット・デメリットを中心に紹介していきます。

 

メリット

効率よくスムーズなに学習できる

予備校は、「何時から何時まで」と決まった時間に決まった場所で授業が行われます。学校に通うということになるので生活のリズムをしっかり作ることができます。

そして、講義形式で行われるため「どこが重要でどこが重要でないか」「試験に問われやすいとこらはどこか」など独学だけでは把握するのが難しいところまで効率よく進めていくことができます。さらに、その場で理解できなかったところを先生に聞いて解決できるといったメリットもあります。

なかなか自分一人で勉強するのが苦手という人にはぴったりの方法です。

 

同じ目標をもって同じような境遇の人が多いため友達ができやすい

高卒認定試験の予備校では、全員が高卒認定試験の合格を目標としています。そして、中学校卒業後に高校へ進学しなかった人や、途中で高校を辞めてしまった人などがその目標を果たすために一生懸命頑張っています。

このように、同じような境遇の人たちがたくさんいるため、何も隠すことなく親しい友だちができやすいというのは大きなメリットといえます。

 

デメリット

時間的に拘束されてしまう

「何時から何時まで」と決まった時間に授業が行われるのは「生活のリズムを作る」という面ではメリットですが、アルバイトやスポーツ・芸能活動などに打ち込んでいる人にとっては自由な時間とはいえないためマイナスポイントになるかもしれません。

 

他の学習方法よりも費用がかかる

もちろんのことですが、独学や通信教育で勉強する場合と比べるとどうしても費用が高くなるといったデメリットがあります。全教科を予備校で学ぶとなると60~70万円程度の費用が必要となります。

このように、予備校の方が学習の環境が整っており、勉強しやすいのは言うまでもありません。ただ、判断する上で何より気になるのは学費のことでしょう。独学や通信教育に比べると多くのお金がかかってきますので、しっかり考えて利用するようにしましょう。

 

 

高卒認定試験対策は予備校がいいの?独学がいいの?のまとめ

これまで述べてきたように、高卒認定試験には予備校や独学、通信教育とさまざまな対策方法があります。それぞれの対策方法にメリット・デメリットがありますが、その方法そのものが自分に合うかどうかも重要となります。

ぜひ、それらを踏まえた上で「この方法なら合格できそう」「頑張れそう」と思える方法でチャレンジしていくようにしましょう。

 

 

 

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