高校卒業の資格を持っていない人は、「中卒」という状態で仕事を選ばなければならず、選べる職業がかなり狭まっているという現実があると思います。
ただし、高卒になることで中卒として就職する場合と比べてどのように職業の幅が広がるのかという疑問もあるのではないでしょうか。また、一度高校を中退したり、社会人としての経験が何年か経っている状態でこれから高卒を目指せるのかといった思いを持たれている方もいることと思います。
このページでは、そういった悩みまで解決できるように、高卒以上となって仕事を探すことのメリットを中心に紹介していきます。
もくじ
高卒で広がる職業の幅はこんなにある!
では、高卒になることで期待できることとして「求人数が圧倒的に増えること」「労働条件の良い求人が増えること」「多くの資格取得が可能になること」「昇進がしやすくなること」に分けて紹介していきます。
求人数が圧倒的に増える
中卒の場合は、全体の求人から見ても中卒を対象とした求人の数自体が少ないため、選ぶことができないという問題がありました。
それが高卒になると、求人数が圧倒的に多くなります。求人数が多いということは、その中で自分に合う職種や業種、労働条件や待遇などを選ぶことができるようになるということです。
労働条件の良い求人が増える
中卒の場合、基本的に求人は肉体労働系のものが多くなっています。また、多くの場合、勤務条件や福利厚生もしっかりしておらず、正社員として採用してもらえなかったり、ケガや体力的な問題で長く続けられないような環境といった特徴があります。
これが、高卒の求人になると、選択できる求人が一気に増えるのでさまざまな職種で探せるようになります。そのため、勤務条件も労働基準法を遵守しているような、働きやすい職場への応募も十分に可能です。
もちろん働く職場次第ではありますが、選択肢が増える分、中卒の求人と比較すれば安定した働き方をできるようになるのは間違いありません。また、正社員登用制度などを利用する場合も中卒よりも高卒のほうが有利になります。
多くの資格取得が可能になる
仕事を続けていく上で、キャリアアップをしていくのに必要な資格の受験資格そのものが「高卒以上」という場合も多いです。受験できる資格の幅が違い、中卒とは大きな差がつくことになります。
せっかくのキャリアアップの機会がある時にチャンスを失わないためにもやはり高卒以上にはなっておきましょう。
昇進がしやすくなる
中卒の場合は、就職後にも昇進などに制限がつく場合があるなど、実力あってもキャリアアップが難しい場面に直面することがあります。
ただし、高卒の場合は状況が変わってきます。というのも、会社によっては高卒の人がほとんどを占めているところが多くあります。その場合は、昇進に制限がつくこともなく、実力次第では管理職を任されることも十分可能になってきます。
これから高卒を目指すなら通信制高校がおすすめ
通信制高校は、卒業することで全日制高校や定時制高校と変わりない「高卒」の資格が得られます。履歴書等にも「◯◯高等学校卒業」とはっきり書くことができます。そして、高卒の資格に加えて他の国家資格や民間資格等を組み合わせたり、さらに進学を考えたりとすることで自分次第で就職の幅をいくらでも大きく広げることができます。
ちなみに、高校中退等で既に取得した単位がある場合はその単位を引き継ぐこともできるので対象となる方は、ぜひ調べてみて下さい。
職業の幅を広げるために高卒までは取得しようのまとめ
このように、将来就ける職業の幅を広げるためにも、現在中卒の人はぜひ高卒の資格を取得することをおすすめします。
それで期待できることとしては、
- 求人数が圧倒的に増える
- 労働条件の良い求人が増える
- 多くの資格取得が可能になる
- 昇進がしやすくなる
というように、将来のことを考えると魅力的なことが多くあります。
簡単に諦めなければ今からの努力でも十分に変わることはできます。ぜひ、最低でも高卒まではとれるように頑張ってみてはいかがでしょうか。