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通信制高校について

通信制高校を卒業するのは難しいの?

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「通信制高校を卒業するのは、難しいのだろうか」。入学しようと思っている方なら少なからずそのことを考えているのではないかと思います。また、様々な人の意見を聞いて悩んでいる方もいると思います。

結論から言うと、自分に合った高校やコースを選んだ場合には決して難しいものではありません。むしろ充実した学生生活を送ることも可能です。

しかし、自分に合わないスタイルの高校やコースを選んでしまった場合には、卒業に必要なレポートの提出ができなかったり、スクーリングの内容が自分に合わず出席ができなかったりと、単位が認められない状態になってしまいます。そこで、このページでは、通信制高校を卒業するために必要なレポートやスクーリングのことを中心にそれぞれの難しさについて説明していきます。

 

もくじ

 

卒業の難しさは自分に合う学校選びで変わる

通信制高校は、「全日制高校に比べて卒業率が低い」と聞いたことがあるかもしれません。確かに、卒業率だけを見ると全日制高校よりも低いのは紛れもない事実です。しかし、問題なく卒業できている人は毎年普通にいるので一概に卒業率だけで「難しい」と決めてしまわない方がいいでしょう。

では、卒業できていない人はどういった理由があるのでしょうか。よくあるパターンとしては、一人一人それぞれ性質が違うのに「一番有名だったから」「なんとなく良さそうだったから」「名前を聞いたことがあったから」などの漠然とした理由で学校の特徴等をよく調べずに選んでしまうことです。

通信制高校においては、普段学習を進めていくための「レポート」と特別授業である「スクーリング」が卒業のための大きなカギを握ります。そのため、この2つをきちんとこなせるような学校を選ぶことが出来なければ、卒業が難しくなるのは当然のことになるのです。

では、通信制高校を選ぶ上で、特に重要となる「レポート」「スクーリング」について、それぞれの難しさを紹介していきたいと思います。

 

 

レポートの難しさについて

通信制高校を卒業するのに必要なレポートは、基本的には自分で教科書を読み込んで課題をやるという方式です。まず、これが自分に「できるのかどうか」をよく考えなければいけません。そこで、「難しさ」というものは大きく変わってくることになります。

自分一人でできそうにない場合には、全日制高校のように授業形式で学習を進めていってくれる学校や自学自習だけれども質問には随時答えてくれるスタイルの学校を選ぶこともできます。このように、レポートをしっかりこなせるようにそれぞれの学校でさまざまな工夫がされているのです。

では、自分はどのような方法であればレポートをやっていけそうなのか、下記の例をもとに考えてみて下さい。

 

自学自習が得意なAさん

学校には通わず、自宅のみで学習するコースを選択。自分のペースで自宅や図書館、カフェなどで楽しく勉強をして問題なくレポートを仕上げることができた。

 

自宅では勉強に集中できないBさん

週に3回学校に通い、レポートを進める中で、分からないところがあったら先生に聞きながら進めている。

 

授業形式が結構好きなCさん

週に5日、授業形式で講義をしてくれるサポート校にも通学。授業を受けながらレポートを進めている。

 

芸能活動に忙しいDさん

自宅のみで学習するコースを選び、現場にレポートを持っていってスキマ時間に自学自習で進めていっている。年に数回程度、分からないところを学校で聞いている。

 

このように、自分に合った環境を選ぶことで難しさの原因といえる「レポートがこなせるかどうか」は大きく変わってきます。

 

 

スクーリングの難しさについて

通信制高校を卒業するのに必要なスクーリングは、多くは年に1~2回、本校や郊外の施設などに集まって宿泊形式で講義や体験学習などが行われます。スクーリングにおいては、難しいということではなく「参加できるのかどうか」を考えておくようにしましょう。

はじめて会う人と慣れない場所で、いきなり集団生活を送りながら朝から晩まで一緒に活動するというのは誰にとっても結構大変なことです。「卒業のため」と割り切って参加したり、そのような活動が好きな人にとっては宿泊形式でも問題ないかもしれませんが、そうでない人にとってはこれがネックとなる場合もあります。

なお、学校によっては、宿泊を一切伴わないスクーリングを行っているところもあります。気になる方は必ず入学前に、スクーリングの内容まで確認しておくようにして下さい。

では、下記の例をもとに、自分に合うスクーリングを考えてみましょう。

 

集団生活が苦手で不登校になったAさん

もともと集団生活が苦手で、大勢の中にいると体調不良を起こしてしまうAさんは、通信制高校に進学後も宿泊形式でのスクーリングは難しいと判断し、宿泊形式を必須としていない通信制高校を探して入学した。その高校では、日帰りでの講義や体験学習を年に数回行うだけなので、体調を整えて参加し、問題なく単位が取得できた。

 

校則を破って退学になったBさん

Bさんはもともと活発な性格で、友だちもたくさんいたが、校則が厳しく前の高校を辞めてしまった。通信制高校でも知らない人とどんどん打ち解けて友だちを増やしたいというBさんは、宿泊形式のスクーリングがある高校を選び、単位を取るだけでなく新しい友だちを増やして充実した高校生活を送った。

 

スクーリングにおいても、自分に合った方法を行っている学校を選ぶことが重要となります。

 

 

通信制高校を卒業するのは難しいの?のまとめ

このように、通信制高校を卒業するための「難しさ」というものは、「レポートをこなせる環境なのか」「参加できるスクーリングか」ということを考えて学校選びをすれば全く難しいものにはなりません。

やはり、通信制高校は自由な時間が多い分、自己管理能力がかなり問われることになります。全日制高校のように、敷かれたレールを進んでいけば卒業できるものではありません。そのため、学校選びの段階から自分のことをよく理解しておくことが大事なのです。

自分にとってベストな学校を選び、「絶対卒業する」といったやる気があれば難しいということはなく卒業できることがほとんどです。

 

 

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